床精度が3/1000で問題ないとしている内覧会立会い業者のサ
イトを目にしますが、この数値は、平成12年の建設省告示
1653号による「住宅紛争処理の参考となるべき技術的基準」
のレベル1の数値です。この数値は、構造耐力上主要な部分
に瑕疵が存する可能性の判定に使用される数値です。
この数値は、床精度の法的判定基準ではありません。
このように、内覧会立会いを行っている業者の施工精度の判
定にもバラツキがあります。
ちなみに、3/1000の精度とは水平距離で1,000ミリメーターで
3ミリメーターの勾配のことで、1メーターの距離で3ミリ下が
ることを意味します。この勾配であれば床にビー玉を静かに
置いても転がってしまいます。
このように、施工精度の判定基準が明確になっていない現状
で数値にこだわっても意味がありません。床の水平施工精度
のチェックは、入居後に机やテーブル、ソファーを置く場所
を想定しその周りの床をチェックすれば充分です。このとき
の水平度の判定基準は水平器の気泡が内側の線をわずかに超
える程度まではOKとして問題ありません。また、ビー玉が
転がるからといって全てが手直しを必要とするものでもあり
ません。
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